恵那市明智町にて、土の流出にお悩みのご自宅庭の段差部分に、御影石の土留めを設置

ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。岐阜県恵那市のお墓専門店、加藤石材の5代目 加藤椋です。恵那市明智町にて、土の流出にお悩みのご自宅庭の段差部分に、御影石の土留めを設置させていただきました!

 

恵那市明智町内 ご自宅庭の土留め設置

 

今回はお墓のお仕事とは少し離れて、お客様のご自宅で土留めを設置させていただいたときのようすをご紹介いたします。当社工場からすぐ近くの恵那市明智町内にお住まいの方からお困りのことがあるとご相談をいただいて、早速現地へ確認に伺いました。

 

こちらが施工前の現地のようすです。ご自宅の敷地内の玄関へ向かう通路の一部で、奥が玄関前のスペース、手前が急こう配な坂になっています。雨がたくさん降ると、土が坂道の方へ流出してしまうということでお困りでした。よく見るともともと土留めの石があるのですが、それよりも地面が高いので、木材を置いて仕切っていたようです。その木材も古くなってきているので、この際石できれいにして土が流れないようにできないかとお問い合わせをいただきました。

 

必要な石材等を用意するため、実際に測量します。幅は2メートル弱でした。

 

その場で様子を見ながら、お客様とどのような形で設置するかご相談させていただきました。右側は二つの石がありますが、写真奥の大きな石はまだ土留めの役割を果たしているようでしたので残し、手前の石は取り除いて土留めを作成します。ご説明してご納得いただき、工事に入らせていただきました。

 

工事の様子です。木材の仕切りや左右の石を取り外し、15cmほど土を掘り下げました。基礎を打つため、掘り下げた場所に砕石を敷いて地固めします。手前の石がもともとあった土留めの石です。

 

コンクリートの上に、新しく作成した土留めの石を設置します。もともとはお墓の階段石として使う予定だった白御影石です。使わなくなったものが在庫として工場にありましたので、それを加工し直して磨き直しました。ちょうど中央にすべり止めの加工もしてありましたのでぴったりでした。石と石を接着する部分は、たっぷり耐震ボンドを使って接着します。

 

こちらは通路の両端に設置する石との接着面です。こちらもしっかりと固定します。設置後はきれいに目地を打って、工事完了です。

 

完成しました! 見た目もとてもきれいですっきりしています。

 

奥に土留め石を設置、手前にコンクリート打ちの部分を設けた、コの字型の土留めを設置しました。こちらは普段お客様がご自宅への出入りに使われている入り口なのですが、もともとあった土留め石の上にさらに石を設置してしまうとかなり段差が高くなり、上り下りが大変になってしまいます。そのため、このように段差が小さくなるように設計を工夫しました。

 

踏み込み部分の石の表面の白っぽい部分がすべり止め加工をしている箇所です。また、セメント仕上げの箇所も金ゴテでツルツルに仕上げるのではなく、ほうきで撫でてあえて筋をつけ、濡れても滑りにくいようにしています。ご高齢のお客様にも安心して使っていただけるように気を配りました。

 

上から見るとかなり傾斜のある坂道であることが分かりますね。今回階段を2段にしたことで、手前の石を地面よりも少し高く設計することができました。土が流出するのを、以前よりもかなり防ぐことができると思います。

 

お客様には、「これで気兼ねなく上がれる」と大変喜んでいただけました。段差が小さくなったことも、「脚も悪いので少しでも楽になってよかった」と安心していただけたようでした。これまでは雨が降るたびにご不便だったと思いますが、安心して気持ちよく過ごしていただけるようになり、お手伝いさせていただけてよかったです! 当社でお手伝いできることでしたら、またお気軽にお声かけください^^

今回は、お客様のご自宅での石工事の様子をご紹介いたしました。当社では、お墓のことに限らず、こうしたご自宅周りの石工事もご相談を承っております。これまでにも、ご自宅のお庭の大きな石を片付けるお手伝いなど、石材店ならではの技術を活かしたお手伝いをさせていただきました。「こんなことを頼んでいいの?」と思われるかもしれませんが、地元の石材店として喜んでいただけるよう精一杯お手伝いさせていただきます!お困りの際はどうぞお気軽にお声かけくださいませ。