恵那市明智町の秋葉神社にて、土が流出した参道の修繕工事

ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。岐阜県恵那市のお墓専門店、加藤石材の5代目加藤椋です。恵那市明智町の秋葉神社様にて、土が流出した参道の修繕工事をさせていただきましたので、ご紹介いたします!

恵那市明智町秋葉神社 参道の修繕

今回お世話になった秋葉神社様は、明智町内の方には馴染みのある神社だと思います。春と秋に例大祭があり、この11月にも秋の例大祭で神事が執り行われました。その例大祭を前にして、神社の係りの方からご相談をいただきました。

 

こちらは神社への入り口になります。住宅のある地区からは少し離れたところにあって、県外の方にもわかりやすく言うと、大正村の「大正ロマン館」の近くになります。奥に見えている大正ロマン館から上ってきて、さらに手前に見えている施設を通り過ぎたところに入り口があります。かなり細い道を上がっていきます。

 

その先も、このような細い足元の悪い道が続きます。山の上にある神社なので、行く手段は徒歩しかありません。道の真ん中の土が流れてしまい、歩ける場所の幅が狭くなっています。

 

鳥居の下に到着しました。山の中の静かで厳かな空気が漂う神社です。

 

鳥居の下には、4,5段の階段があります。もともとは、一番下の段の印をつけた位置まで土があったのですが、それが流れてしまって20cmくらい地面が下がっていました。階段も20cmくらいの高さがあるので地面からはかなりの高さになっていて、上るのが難しい状態でした。地元の方が応急的にブロックを置いて上がれるようにしていましたが、秋の例大祭を控えているので「それまでに道を直してほしい」とのことでした。

 

早速工事開始です。階段付近とあわせ、鳥居までに至る細い道も歩きやすいよう拡幅工事を行いました。小型の重機を使って、盛り上がっているところを取り除いて平らにならしました。

 

階段付近です。ブロックを取り除いてみると、やはりかなりの段差になっていることが分かります。今回は、下がってしまった地面をかさ上げすることで、この段差を小さくします。

 

工事完了です。RC材と呼ばれる再生砂利を敷いて、しっかり転圧してならしました。かなり下がっていたので、砂利は3トントラックいっぱい分くらい必要でした!

ここまで土が流れてしまった理由としては、ここの傾斜が強いことと、もともと周りの落ち葉が土になっている環境のため地面が柔らかいことにあわせ、近年の大雨などが考えられました。そのため、普通の土を入れてもまた流れ出てしまう可能性があると考えて、よりしっかり固まって流れ出ていきにくい材料を使いました。

 

階段を正面から見たところです。このくらいの高さであれば問題なく上がることができます。再生砂利を運び入れては転圧することを繰り返し、何度もしっかり締め固めることで以前よりも流出しにくい状態にしています。コンクリートで固めたと勘違いする方もいらっしゃるかもしれないくらい、かなりしっかり固まっています。車で入ることができない場所なので、ひたすら運搬車で砂利を運んでは入れ、運んでは入れ…を繰り返しました^^;

 

階段までに至る道も歩きやすいようにならして、しっかり締め固めました。ご依頼をいただいた神社の係の方には、例大祭に間に合ってよかったと喜んでいただけて、口コミも入れてくださいました^^ ありがとうございます! もともとは階段を一段追加しようかという案もあったのですが、石の代金にあわせて立地的に石を運ぶ費用もかかってしまいます。ご予算の面も考えて地面をかさ上げする方法をご提案して採用いただいたことで、費用面でも喜んでいただくことができました。このたびは、ご相談いただきましてありがとうございました。子どもの頃からよく知っている神社様での工事に携わることができて、大変光栄でありがたく思っております。当社でお役に立てることでしたら、またいつでもご相談くださいませ。